パセリは古代から愛される地中海沿岸原産のハーブ

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パセリはビタミンCが豊富に含まれていて、野菜の中でもトップクラスの含有量です。

ビタミンCは免疫力を高め、抗ストレスホルモンであるアドレナリンの生成を助けることでストレスを緩和します。

日本で広く使われているパセリは、品種改良されたもので、葉が縮れているのが特徴的です。
カーリーパセリ(curly parsley)またはモスカール種と呼ばれていて、原種のパセリの葉は平たくて縮れていません。

•抗酸化作用と老化予防
パセリにはビタミンA、C、Eが豊富に含まれていて、「ビタミンエース(ACE)」と呼ばれ、強力な抗酸化作用を持ちます。
体内の活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ効果があります。

•生活習慣病予防
パセリに含まれるβ-カロテン、カリウム、水溶性食物繊維は、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を予防する効果があります。
β-カロテンは動脈硬化の進行を遅らせ、カリウムは余分な塩分を排出して高血圧を予防します。

•美容効果
ビタミンCやビタミンEの抗酸化作用により、肌の老化予防・美肌効果があり、ビタミンB1やB2が脂肪燃焼を促進し、食物繊維が腸内環境を整え、ハーブ成分による消化促進効果もあるので、ダイエットにも効果があります。

•貧血予防
鉄分が豊富に含まれていて、100gあたりでほうれん草の約3.8倍の鉄分が含まれています。
鉄分は赤血球の産生に関わるため、貧血予防に役立ちます。

•骨の健康維持
ビタミンK、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれていて、骨の健康維持をサポートします。

パセリに含まれるアピオールという成分は、大量に摂取すると内臓に負担がかかり、吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。

パセリエキスは、一般的に安全性が高いとされていますが、個人によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があり、パセリの摂取量は1日200g以下を推奨しています(1房が約1g程度です)。

パセリは加熱によってビタミンCが失われやすいので、できるだけ生で食べるほうが栄養を逃さず摂取できます。
パセリに含まれるβカロテンやビタミンKは脂溶性ビタミンなので、オリーブオイルなどを使ったドレッシングやソースと組み合わせて一緒に摂取することで吸収率が高まり効果的です。

パセリの茎にも栄養が含まれているので、捨てずに活用することをオススメします(細かく刻んでサラダ、スムージー、ポタージュなど)。

彩りとしてだけでなく、料理に合わせて乾燥パセリ・生パセリを使い分けて、日々の食事に取り入れることで美容・健康を維持することができます。

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