健康に関わる重要な塩の選択

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塩分の過剰摂取は健康に重大なリスクをもたらすため減塩が推奨されていますが、これは精製塩を控えて下さいということです。

• 自然塩は海水を自然乾燥や平釜で煮詰めるなど、太陽や風などの自然の力を活用して作られ、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれていて、味はミネラル分の影響で、丸みのある塩味で甘みも感じられます。

気になる点は、海洋汚染物質ですが、設備が整っている企業はマイクロプラスチックを除去するフィルターの使用や放射能検査の実施など製造工程での徹底した品質管理されています。

• 精製塩は海水から電気分解でナトリウムイオンを取り出し、濃縮して塩の結晶を作る工業的な製法で作られていて、ほぼ塩化ナトリウムのみで他のミネラル分がほとんど含まれていません。

味は塩化ナトリウムが主成分なのでシンプルな塩辛い味で、一部の精製塩には、ヨウ素やフッ素などの添加物が含まれています。

精製塩は大量生産が可能で安価なため、コスト重視の外食・中食産業での採用率が高く、添加物や加工食品などとの相性も良く、味の均一化がしやすいことから多く使われます。

自然塩は高価で製造量も限られるため、高級店や家庭での使用が中心で、現存の食塩分析や栄養成分表示の調査報告によれば、外食や中食(スーパーやコンビニ)の約8割から9割以上は、精製塩または同等の純度の塩で、自然塩の使用比率は非常に低い傾向にあります。

精製塩の危険性について

◇ 体内のミネラルバランスを崩す
精製塩は99.5%以上が塩化ナトリウムで、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラル分がほとんど取り除かれていて、これにより体内のミネラルバランスが崩れ、脱力感や倦怠感などの不快症状を引き起こすことがあり、また、活性酸素が増加しやすくなることで、老化や病気の原因になる可能性も指摘されています

◇ 添加物の使用による影響
精製塩の製造過程で、サラサラにするための凝固防止剤や炭酸カルシウム、旨味調味料(アミノ酸など)が添加されることがあり、これら添加物が体に悪影響を及ぼす懸念があります

◇ ナトリウム過剰摂取のリスク
加工食品に多用されているため、知らずにナトリウムの過剰摂取につながりやすく、ナトリウム過剰は高血圧や心臓病など心血管疾患のリスクを高めることが医学的に証明されています

◇ ミネラル不足による高血圧リスクの増加
精製塩に含まれないカリウムなどミネラルは、ナトリウムの排出を助ける働きがあり、これが不足すると、ナトリウムが体内に溜まりやすくなり、高血圧を招きやすくなります

精製塩は「体内のミネラルバランスを崩し」「過剰摂取で健康リスクを上げる」「添加物の問題」などの危険性があるとされていて、健康を考えるなら、自然塩(天然塩)のようなミネラルバランスが整った塩の使用が推奨されています。

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