酸性食品を過剰に摂取すると、さまざまな健康リスクがあると考えられています。
一部の研究では、酸性食品の過剰摂取が筋肉の老化や免疫力の低下、がんリスクの上昇などと関連付けられていますが、明確なエビデンスは不足しています。
■尿路結石のリスク増加
酸性食品には肉類、魚介類、穀物などが含まれ、これらはリンを多く含んでいます。
リンの過剰摂取は尿のpHを低下させ、尿路結石の原因となる可能性があります。
■骨粗しょう症のリスク上昇
酸性食品の過剰摂取は、体内の酸性度を高め、骨からカルシウムを溶出させる要因となります。
長期的にはこれが骨量の減少、骨粗しょう症につながると言われています。
■腎臓への負担増加
体内の酸性度が高まると、腎臓がその調整に働きかけますが、過剰な負担がかかります。
腎臓病の心配がある場合は特に注意が必要です。
適度な酸性食品の摂取自体は問題ありません。
動物性たんぱく質や穀物は重要な栄養素の供給源であり、アルカリ性食品(野菜・果物など)とのバランスが重要とされています。