ヨモギは日本人にとって身近な存在で、万能薬草として知られ、高い薬効と栄養価があり、その独特の香りから春の訪れを感じさせる植物として親しまれています。
ヨモギは、食用や薬用だけでなく、薬酒、薬草風呂など、さまざまな形で利用されています。
•体を温める効果
ヨモギには血行促進効果や発汗作用があり、体の芯から温まるので、冷え性の改善や肩こりを和らげる効果があります。
•リラックス・安眠作用
ヨモギの香り成分であるシネオールとαツヨンには、神経を鎮静化させイライラを解消し、安眠を促進する効果があります。
•美容効果
ヨモギに含まれるビタミンCやβ-カロテンなどの抗酸化成分が、肌の酸化を抑制し、シミやシワの予防、美肌効果などがあります。
•デトックス効果
利尿作用があり、むくみの改善やダイエット効果があります。
•腸内環境の改善
便秘解消に効果があります。
•血液に関する効果
良質の葉緑素と鉄分を豊富に含んでいるので、浄血・増血作用、貧血予防に効果があります。
•婦人科系の効果
更年期障害の改善に効果があります。
•抗炎症作用
ヨモギには抗炎症作用があり、アトピー性皮膚炎の症状である皮膚の炎症を抑える効果があります。
•抗がん作用
ヨモギの一種であるセイコウに含まれるアルテスネートには、強い抗がん作用があることが最近の研究で分かっています。
ヨモギを安全に摂取するためには
適切な摂取量を守る
成人の場合、乾燥ヨモギなら1日3グラム程度、生のヨモギなら10グラム程度を目安とし、週に数回の利用が推奨されています。
薬との相互作用に注意
ヨモギに含まれる成分が薬剤と反応する可能性があるため、常用薬がある方は控えてください。
アレルギー反応に注意
一部の人(キク科アレルギーなど)にアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
初めて摂取する際は少量から始め、体調の変化に注意してください。
過剰摂取を避ける
適切な量であれば通常は問題ありませんが、過剰摂取には注意してください。
ヨモギには、さまざまな効能・効果がありますが、効果は個人差があるため、自分の体調に合わせて摂取量を調整することが重要です。
妊娠中や授乳中の方は、ヨモギの摂取量を控えてください。